このところ用事が立て込んでいて記事にするまでに時間がかかってしまいました。待っていていただいた方には申し訳ないです…

《概要》
このたびAmazonのサイバーマンデーセールで激安価格設定にされてしまったKindle Fire HD10(2017)を無事Root化することができました。買う前に何も確認せずに買ってしまったので、不安しかなかったのですが、案外何とかなるものですね。


いつものお約束ですが、これを見て実行したからデータが消えましたとか、文鎮化しましたとかのトラブルが起きても自分で何とかしてください。自己責任でお願いします。


《必要条件》
・WindowsのPC
・ADBコマンドが使用できること
・Kindle Fire HD10(2017)のファームウェアバージョンがFire OS 5.6.0.0であること
※一部環境でFire OS 5.6.0.1にてRoot化ができないという報告がありました。予期せぬトラブルを避けるためにも5.6.0.1以上のバージョンでは実行しないことをお勧めします。※

《手順》
1.Kindle Fire HD10(2017)のRoot化はKingoRootが有効でしたので、ダウンロードしてインストールします。私はWindows版を使ったので、Android版は未確認です。(確認できた方がいらっしゃいましたらご一報していただけると非常に助かります。)

2.Kindle Fire HD10(2017)をUSBケーブルでPCと接続して、Kingo Rootを実行します。ボケっとしてたらあっという間にRoot化が完了します。私の手元では前のKindle Fire HD8(2015)のRoot化であったような何回も失敗するということはありませんでした。

3.次に、SuperUserアプリの変更を行います。
(この手順を完了するまでは絶対にシャットダウンや再起動を行わないでください。)
KingoRootは中華アプリという時点で察しがつくと思いますが、個人情報とかをガンガン抜き取ってるらしい、という話です。ので。SuperUser等のKingoRoot由来のアプリは不要なら全部アンインストールしてください。そしてここからSuperSUのapkファイルをダウンロードし、インストールしてください。インストールが終わったら、SuperSUを起動してください。

4.SuperSUを起動すると、「SUバイナリのアップデートが必要です」と表示されるので、"続行"をタップします。すると「TWRPやCWMのような~」という表示が出ますが、KindleFireHD10にはカスタムリカバリはインストールされていないので、"通常"をタップします。インストールが終わると、「インストールが成功しました。今すぐ再起動をしてください」という表示が出るので、特に理由がなければ"再起動"をタップしてください。

5.再起動が完了したら、適当な手段でRoot化が正しく行われていることを確認してください。確認できれば、Kindre Fire HD 10(2017)のRoot化は完了です。

6.Root化ができても、Kindle Fireシリーズには自動アップデート機能があるので、知らない間に更新が入ってRoot権限がなくなってしまいます。なのでアップデートの無効化を行います。PCでコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行します。
adb shell
su
pm disable com.amazon.device.software.ota
pm disable com.amazon.kindle.otter.oobe.forced.ota
これでKindle Fire HD10(2017)が勝手にアップデートされてRoot権限が喪失することはなくなります(多分)。

7.ここまでやってる人ならわかってると思いますが、Kindlre Fireシリーズはホーム画面がクソ以下の何かですので、他のランチャーが使いたいって方はこちらの記事を参考にしてください。Kindle Fire HD 10(2017)でも全く同じ手順で実行することができます。

とりあえず差し当たってやらないといけないことはこれぐらいだと思います。何かあればコメントしていただけると対応できるかもしれません。

お疲れさまでした。それでは良いRootedライフを!